少年は青い星の海に落ちました

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通勤ラッシュ 人混みの多い電車は苦手 僕はある人を見つけて付いて行った。 僕と同い年くらいの女子高生。 おとなしそうな女の子の後に僕は付いて行った。 僕はその子の間となりに立って話しかける。 「あのさ、君に頼みたいことがあるんだよね。」 女の子はただ静かに満員電車で揺られているだけ。 彼女はいつも僕を無視するんだ。 「ねぇってば!」 毎日毎日、話しかけてもこちらに視線を向けようともしない。 「頼みたいことがあるんだ。聞いてよ。」 僕の言う頼みたいこととはなんだろう。 自分でもわからない。 それに、この女の子に毎日会う理由も僕にはわからなかった。
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