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宮→円←風
「風丸さん…」
「あれ、宮坂?どうしたんだ、今日は部活は休みなのか?」
「はい、えっと…今日は…ちょっと風丸さんに相談したい事が有るから休んできました。」
「え…俺に相談…?一体どうしたんだ?(宮坂が相談って珍しいな)」
「はい…その…、最近俺、変なんです。おかしいんです、体が。」
「え…?」
「最初はほっておいたんですけど、段々気になってきて…それでもしかしたら、病気なのかも知れないって思って病院に行こうとしたんですけど怖くて…」
「それで、どうしたら良いか分からないから俺の所に来たんだな?」
「は、はい…」
「(何か心配だな…)えーと、俺も詳しい事は余り分からないけど…どんな症状が出るんだ?発熱したり、体のどこかが痛くなったりするのか?」
「えっと…体は痛く無いです。熱も無いし…あ、そういえば…」
「?」
「お、俺…時々なんですけど、円堂さんの事考えるんです…//で、何故かその度に体が熱くなります。それから喉が乾いたり、凄く胸がドキドキします。」
「………は?」
「何か思い出すだけで、凄く一杯症状が出てきます…。風丸さん、これは一体…」
「…………。」
「風丸さん…?」
「…宮坂。」
「はい…?」
「それはな…」
「…はい…ι」
「……普通に病気だ。しかも原因不明かも知れない。」
「Σえぇえっ!!原因不明の病気ぃっ?!」
「そうだ。だから早く病院に行こう。」
「うわーんっ!!風丸さんっ!!俺っ今度陸上部の大会に出るんですけど、それまでに治りますかねっ?!(号泣)」
「大丈夫だ…お医者さんがきっと治してくれるさ、手術で。だからホラ、逝くぞ。」
「Σ手術ぅっ?!しかもっか、風丸さん“いく”の漢字間違えてますぅっ!!…て、あぁああっ痛いです~っ(泣)」
ズルズルズルズル
「…あれ?豪炎寺ぃ…風丸の奴、宮坂を引きずってどこ行くんだろ?」
「さぁな…(風丸の奴…円堂に近づこうとする奴には本当に誰でも容赦ないな…ι)」
…その後、宮坂くんの様子が以前よりおかしくなったのは
言うまでもないです…
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風丸くんは、宮坂くんが“自分は円堂さんに恋してる”というのを気づかせない様にしてます。
うちの風丸くんは
豪炎寺くん曰わく、円堂くんに近づく人は相手が誰であろうと容赦ありません。^^←
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