†出会い†

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私が通うことになったのは"私立東栄高校"だ。 そこの学校は特進コースという、名だけのクラスがある。 私はそのクラス1年G組に在籍している。 実は、東栄高校の校長と私の母校栢銘中学の校長は仲がいいらしく、中学時代、受験の面接のとき、「ここの高校はいいところだよ!」とよく話してくれた。 「京子~!早く起きなさ~い。今日から学校でしょ~」 「わかってる~…」 あーあ、今日から高校か… なんかやだな…… 「おはよう~…」 「おはよう。早く朝ご飯食べなさ~い」 母に急かされて朝御飯を食べる。 リビングではいつも通り親父が寝ている。 「まだ寝てんのかよ、あのくそ親父…」 父親は自営業のため、この時間はいつも寝ている。 私はこの人が大嫌いだ。 _
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