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……最悪だ。 この気持ちを一言で表すなら… 「こんのクソ男っ!」 こんな感じだ。 「何彼女なんて言ってんだよ!」 私は中谷の制服の襟を掴んだ。 「だ、だって俺、彼女なんていらないもん!」 言い訳する中谷の襟を掴んでいる手に集中させた。 「痛っ…!分かった、すみませんっ」 何だか、泣きそうで可哀想だったからすぐに離した。 「ごめん…でも、私達、付き合ってないじゃない」 そう言うと、中谷は一瞬悲しそうな顔をしたがすぐにふにゃふにゃな笑顔に戻った。 「だよね、ごめんね、波野さん」 やっぱり、キモい。
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