第四章:癌(主人公夫)

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私に癌が見つかった。胃に痛みを感じ、病院に行った。そこで癌が見つかったのだ。 「私はもう駄目かもしれない。」私は気弱になった。娘が涙をながしながら、 「お父さん、何を言っているの?お母さんをほって先に天国に行くの?お母さんも頑張っているのに。生きてよ…。」 妻が私の顔を覗き込み、涙を流した。 「私も…頑張って病気と戦っているんだから。私はあなたと一緒に最後まで生きたいのよ。元気になったら、またあの桜を見にいきましょうよ。プロポーズの言葉をもう一度聞かせてよ…。」
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