24人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
急に夫の姿が消えた。
「お父ちゃん!何処に行ったの?」
周りを見ても夫はいない。
「お父ちゃん、お父ちゃん。」
私は何度も呼び続けた。すると若い女性が祭壇を差した。
「お父ちゃんはあの中…。死んでしまったのよ!早く送ってあげて…。」
全て分かってしまった…。思い出してしまった。
「お父ちゃん…ここに眠っていたの?」私はそっと手を合わせた。
「忘れちゃてごめんね…。今まで有難う。愛しているよ。天国にいるよね!今度こそ間違えないように会いに行くから、待っていてね!絶対だよ!」
遺影を見ると、夫は笑っていた。
最初のコメントを投稿しよう!