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「春のバカ!変態!人の胸を、これでもかってくらい、も、揉みしだくなんて……」
誰がそこまでやった!?
あと、俺は揉んでねぇ!!掴んだだけで、断じて手を動かした覚えは無いぞ!!
……と、反撃したかったのだが言葉にならず、俺は未だ鼻の痛みと格闘していた。
何だこれ……鼻もげたんじゃねぇだろうな?
鼻が無いって、俺はクリリンか畜生。何回殺されたら気が済むんだ?
「日和……てめ……ッ」
やっとの思いで首を上に向けると、胸を押さえてベッドに座っている日和が見えた。
因みに、今の状況を確認すると俺は床の上。
日和はベッド。そして、膝を立てた状態で座っている。
結論から言おう。……白でした。
「日和……前にも言ったが、お前はもう少し自分の格好に気を使え」
見えとるぞ、白。
そう付け加えると、日和は深々と真っ赤になり、ガバッとスカートを押さえた。
潤んだ目から、何を言いたいのかは大体分かる。
が、前回言った事を覚えているのだろう。一方的に俺を変態扱いをする事はなかった。
しかし……こう、うら若き女子が、しかも彼女が恥ずかしさを必死で堪えている姿というのは……。
何故、こんなにも凄まじい破壊力を誇るのだろうか。
すごく……そそられます……。
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