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小屋には鍵が掛かっていて開かなかった。
俺は窓を開けて中の様子を見た。
窓には鉄格子がはめてあり窓から中に侵入するのは無理である。
俺は仕方なく中に入るのはあきらめて外から中を観察した。
中の壁には4本の斧がかけてあり、それ以外にはベッドがあるだけでなにもない部屋だった。
紅「ねぇ、なにもないんだから早く戻ろうよ。」
紅は早く帰りたがっていたので言うとおりにした。
大広間に戻るとまず田中に声をかけられた。
田中「東条…だっけ?あの小屋になんかあったのかい?」
なれなれしく喋りやがって…
刹那「斧とベッド以外なにもありませんでした。」
貴信「そりゃね、もうあの小屋もこの別荘も潰れるからね。」
そうか、だからあんなクレーン車みたいな工事現場にしか置いてないような巨大な乗り物があったのか。
俺は無駄に納得した。
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