第三話 ある男

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???「金光バスケ部の監督はんおらへん?」 突然、体育館に一人の男が入ってきた。そのせいで、1on1が中断した。そして、監督が名乗り出た。 監督「私だが、何か?」 ???「あんたかいな。これ、ワイらーの監督はんから、預かってきたもんや。ほんじゃ、バイなら。」 と言って、その男は、一枚の手紙を金光の監督にわたした。その手紙の内容は、福井県の西陸高校から金光学院への練習試合の申し出だった。その手紙を読み終えようとしてころ、その男は、体育館の出口にさしかかっていた。 監督「ちょっと待て!この練習試合受けてたとう。とキミ達の監督に伝えてくれ。」 ???「本間か。おーきに!」 体育館にいたレギュラー陣の一人が言った。 「帰るんだったら、名前ぐらい名乗って帰れ!」 ???「ワイは、西陸高校1年工藤 俊平(くどう しゅんぺい)や。しっかり覚えとき~」 と言って、その男は去っていった。
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