命って誰のもの?

3/4
前へ
/18ページ
次へ
もちろん他人の命を奪う等というのは論外です。 他人の命を奪い、人生を狂わせる権利は何人も持ち合わせてはいないのです。 ペットやお腹の中の命は事情によっては、命を奪う事もやむを得ない時もあります。 しかし簡単に命を奪う事を考える前に、その命を生かすの為の最大限の努力をしてあげる事が大切だと思います。 私は流産という形で我が子をわずか8週間で亡くしました。確かに動いていた我が子の心臓は私のお腹の中で止まってしまいました。その時私は自分を恨み憎みました。代わりに自分が死ねば良かったとさえ思いました。 そんな私の目の前に現れた1匹のネコが私を救ってくれました。それが私のかけがえのない娘、アスカです。 アスカは飼い主に捨てられたのかはぐれたのかわかりませんが、首輪をして痩せ細り傷だらけの姿で私の前に現れました。 私はアスカを見た瞬間に “私の赤ちゃんがネコになってきてくれた” と思いました。 しかし飼い主がいたら返さなければと思い探しましたが、見つかりませんでした。 アスカのように飼い主の身勝手等で保健所で処分されるペットは、年間数十万頭いると言われています。保健所に連れていく前に新しい飼い主を探す努力をしていれば助かる命はたくさんあると思います。そしてその努力は飼い主の最低限の努力だと思います。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加