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私がバット・キアリ症候群という、日本に300人程しかいない病気だとわかってから1年以上が経ちました。私の場合生まれつきなので、一生治る事はありません。
薬は1日8種類、12錠を飲んでいます。
近所の人や病院で知り合った人に
「若いのに入退院を繰り返して、薬たくさん飲まされて可哀想ね」とよく言われます。
しかし私は自分が可哀想と思ったり、不幸だと思った事はありません。
何故ならば私より辛い思い、苦しい思いをしている人はたくさんいるからです。
それに自分が不幸だとネガティブに考えてしまったらそこから思考停止してしまい、前向きに生きていくことができなくなるからです。
人は誰しも楽しい時や幸せな時ばかりではありません。しかし不幸な時や悲しい時ばかりでもないのです。
“自分が不幸だ”と思ってしまった瞬間から、自分を立ち直らせるには大変なエネルギーが必要です。しかし前向きに考える事でそのムダなエネルギーを回避する事もできるのです。
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