第1章 きっかけ

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あれから数ヶ月経った頃、 あの友達の先輩が このことを知ってか、 仲直りするように促してきた。 心底、助かったーって思った。 あれから仲直りはしたものの、気まずくなって、私は他の友達と学校生活を共にするようになった。 でも、あの人達はまだ 私を許してないらしい。 まぁ…そりゃそうだよね。 私は最低な人間だもの。 恨まれて仕方ないもんね。 あれから呼び出しも何もされなくなって、ようやく落ち着いた。 あの人達の先輩が 止めてくれなかったら 私どうなっていただろう… ひどい仕打ちをされていたのかもしれない… 自殺してたのかもしれない… そう思うとぞっとした。 先輩に感謝だ… いつの間にか、「安心」の涙が溢れ出ていた。 そして私はしばらくリスカを しなくなった
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