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私は泣いた姿を親に見られるのが嫌で、家では必死に我慢して、誰にも相談できないまま
耐え続けた。
…でもある日、
ついに限界がきてしまった。
私はこのころ、リストカットというのを前から知っていたので
家にあるカッターを手にとり、
スーッと手首を軽く切った。
生まれて初めてのリストカットだった。
これが悪の始まりになるとは知らずに…
沙優「あははっ何も感じない…」
今より深く押し当てて
切ってみた。
血がどっと出てくる。
その血は鮮やかで、私の心の痛みを忘れさせてくれる―…
私はこれがきっかけで
リスカに依存し始めていった。
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