‐Schwartz glance‐

5/22
前へ
/221ページ
次へ
ド派手な金色迷彩/朱色の西洋騎士/右腕の特大射突ブレードが目を引くサラフフレーム――独立傭兵『カニス』のネクスト『サベージビースト』/ローゼンタールの野心家『ダリオ.エンピオ』の愛機『トラセンド』/日本独特の方言訛りで喋る新参『ド.ス』の『スカルタ』――今回の依頼主であるオーメルグループが用意したネクストチームの面々が、ノーマルACと艦上兵装を蹂躙。 各所で勃発する壮絶な爆炎/文字通り物量vs『質』量の激突/公共通信に切り替えれば、阿鼻叫喚の地獄絵図が嫌が上にも届いてくる。 コール(通信)――眼前のディスプレイの隅に現れる、カラードランク11のエンブレム。 【遅い到着だな、ミスター『イレギュラー』 さしずめ、おいしい所を掠め取ろうっている魂胆だろう?】 野心家の獰猛なる皮肉の牙――肩を竦めるようにして答える。 「生憎、ちまちまやるのは性に合わなくてな。 破壊活動なら――こうやって大胆にやるものさ」 数多の火線+ミサイル群を躱しながら、右腕を一門のグレネードキャノンに向けて真一文字に振るう――刹那。
/221ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加