プロローグ

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 一体…何が起きたと  言うのだろう?  見開いた目で  必死に男の姿を探すが、  彼は何処にもいない。  女は  ジャズバーで歌っていた。  いつもの様に  朝方店を出ると、  明るい太陽が目に眩しい…  ホストやキャバ嬢達が  たむろしていた裏通りには  それでもまだ  夜の名残があり…  幾人かのホストらしき若者が  はじゃぐ姿がある。  レイはそんな光景を  横目に見ながら、  涼が待つマンションに  急いで帰って来たのだ。  
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