プロローグ

4/8
前へ
/44ページ
次へ
 二人はジャズバーで  知り合った。  涼はトランペット奏者で、  レイが歌う店に  ゲストで出演したのが  切っ掛けだ。  音楽の趣味も考え方も、  共感し合える…  いわば親友でもあった。  二人は直ぐに  愛し合う様になり、  涼はいつの間にか  レイのマンションに  泊まる事が多くなった。  「こんなに一杯キスしたのは  初めて…」  「俺も…  唇が腫れちゃうね…」  夏の終わり…  外は激しいゲリラ豪雨が  降る中…  初めての夜…  二人は  そんな激しい雨にも気付かず  いつまでも愛し合った…  
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加