春…朝の始まり

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おっと、忘れていた。アニキをそろそろ起こさなければ 5分は経ったはずだ 「アニキ~起きろよ~ 今日から新しい仕事だろ」 反応ナシ 「好物の焼き魚が朝食だぞ~」 布団がもぞもぞ動いたが出てくる気配はない 仕方がない魔法の言葉を使うか… 息を吸い込み大きくハッキリと言った。 「美波が遊びにきたぞ!」 全部を言い終わる前に布団がふっとんだ(決してダジャレではない、表現上の都合だ)ふっとんだ布団(ちがうからね!)は床に落ちた 「美波、どこ?美波」ゾンビみたいな手つきで当たりを見回してやがる。 その目が俺と合った そして訊ねた 「美波はどこ?」
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