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「さぁね?寝ぼけてるの?アニキ、それより準備しないと遅れるよ。仕事あるんでしょ?」
その一言で目が完全に覚めたのか
「そうだ!しかしそのためにはまず腹ごしらえから…」
リビングにダッシュしようとしていたアニキを襟首をつかんでその場に留める
「なに?」
「なに?じゃないでしょう まずは布団を畳むそれが我が家のルール」
「終わってるよぅ」 えらく弱々しい口調で言った 朝食がお預けになっているのが相当こえているらしい。
ん?いやまて終わってる?
その時気がついた、思わず襟首の手を離すほどに
なんと布団はふっとばされて 床に落ちるまでに 畳まれていたのだ! 俺は半ば呆れてた。 全く器用なことをするもんだ。
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