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次に法律が変わって円をドルやユーロと自由に交換出来なくなった。
預貯金の引き出しが制限されている間に、消費税がだんだんと上がって、最終的に17.5%まで上がった。
税金を上げないといずれ円は紙切れになってしまって、日本は破産してしまい、外国人に会社や土地を買い占められ、日本は日本で無くなってしまうのです、と財務大臣と総理大臣が涙ながらに説明した。
そのあとインフレが始まって、結局国民の財産の4割方を国がいただいた計算となった。
流石にそのあと総理大臣と財務大臣は自ら辞職した。
ドルの暴落が始まった時に日本はかなりの額のアメリカ国債を持っていたのだが、これらは売られる事はなかった。
アメリカが、売るなと圧力を掛けた事もあったが、アメリカ国債の大半は、実際に日本が持っていた訳では無くて、アメリカ財務省の金庫にあったからだ。
だが、いずれにしても、国債を売るななど、図々しい事を言った割には、アメリカは威張っていて、日本に冷たかった。
日本に輸出されてきたアメリカ産トウモロコシの値段を三倍近くも上げたり、堂々と中国に武器を売るようになった。
勝手に北朝鮮と互いに戦争は止めようと言う約束の為の交渉を勝手に始めたりした。
日本人は、政治家もマスコミも大衆も、みんな一様にアメリカ嫌いとなった。
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