芸能科

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スタイリスト「いただきまぁす!!」 スタイリストのノブさんが 大きな口を開けてケーキを頬張る。 微笑ましくそれを見ていると ノブさんの顔色が変わり その手からお皿とフォークが落ちていく 苦しそうに倒れ込むノブさん 詩「ノブさんっ!!」 稲葉「っ…だれか救急車をっ!!」 ノブさんに近寄る私に 廊下で助けを求める稲葉さん 藍さんからもらったケーキに 毒が盛られていた… ―――― ――――― その後 私は事務所に呼ばれた。 詩「…失礼します」 紅華「座って…」 椅子から立ち私の隣に座る紅華さん。 詩「はい…」 言われた通り私もソファーに腰を掛ける。 紅華「いつから…?」 詩「っ…」 紅華「…いつから嫌がらせされるようになったの…っ?」 いつもはおちゃらけている紅華さんが 真剣な顔で しかも今にも泣きそうな声で言う 詩「…二週間ぐらい前からです…」
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