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詩「っ…最初はっ…宛先不明の手紙が来てっ…紳一くんに近づくなっ…てっ!!」
我慢できなくなって涙が頬を伝う
詩「迷惑かけたくなくて…誰にもっ…言えなかったんですっ…」
1人なのが怖くて
毎日布団を被っていた。
ファンレターも見るのが怖くて
部屋の隅に開けないで置いたまま…
泣きじゃくる私を
爽やかな香水の香りの中に包み込まれる。
紅華さんに抱きしめられていた
紅華「っ…ごめんねっ…気付いてあげられなくてっ…
詩ちゃんを預かった身なのに…
つらい思いさせるなんて…っ」
悪くないのに何回も謝ってくる紅華さん
久しぶりにお母さんの温もりを感じた気がした。
自分のことは自分で決着をつける。
私はこの時そう決めた。
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