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紳一くんも正気を取り戻したようで…
紳一「っ…詩っ!」
きつく私を抱きしめてくる。
その瞬間安心したように涙が零れる。
詩「っ…怖かったよぉっ…」
紳一「ごめんなっ…もっと早くにこれれば…っ」
詩「ううんっ…来てくれただけでっ…いいのっ…」
そう言い、微笑むと
さらにきつく抱きしめてくれる
すると…
紗希「な、なんでっ!!
シンくんはみんなのものなのにっ!!」
力が抜けたのか床に座りながら叫ぶ紗希さん。
私を抱きしめたまま
紳一くんは紗希さんに対して微笑むが
紳一「確かに…"シン"はみんなのものだ」
「けど」と付け足すのと同時に
紗希さんを睨み
紳一「…"紳一"はこいつのもんなんだよ」
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