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抱き着きたいのに
ここは街中で抱き着けない
拳を軽く握り締めて
思いを堪える。
紳一「な…んで…?」
詩「なんでって…
夢ちゃんと智菜ちゃんとカラオケに「紳一?」
私の話が遮られる。
紳一くん越しにその相手を見ると
そこには紳一くんとのスキャンダルがあがった張本人がいた。
『堀越杏奈だ!』
周りがさらにざわつく
詩「…なんで?
スキャンダルなんて嘘
…なんでしょ?」
否定して欲しくて
すがるような眼差しで紳一くんを見つめる。
しかし紳一くんは目を合わせてくれなかった…。
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