ズレ

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―――――――― ――――― ―――― あの時のことが頭から離れなすぎて… どうしても紳一くんと話がしたくて… 紅華さんにわがまま言って なんとか紳一くんを探し出した。 場所は高級ホテルの最上階。 堀越杏奈の親が経営してるホテルだ。 受付で許否されると思ったら すんなりと入れ 私は部屋の扉の前に立っていた。 息を思い切り吸って吐く インターホンを押そうとボタンに触れた時だった ガチャっと音がしたかと思うと 扉がゆっくり開かれる 中から顔を出したのは くりくりとしている目 栗色の長い髪は緩くパーマがかけられていて 小柄な体型だが色っぽい感じがする女の子 堀越杏奈だ。
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