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「もっと、もっと殴っていいから。あたしのときはもっと殴ったじゃん」
倉庫の中で、レイプの指導。かつて私と複数プレイした奴らの集まり。
数発打ち込んだだけでぐったりと項垂れる淀川。弱すぎる。
「ほんとにイイのマリア。オレこんなおとなしそうな子とやったことない」
「オレもぉ」
アホみたいに鼻の下を伸ばす連中。まるで猿が人間の格好をしてるみたいだ。
「いいのよ。何あんた、殴らないと勃たないんじゃなかったの?」
まあ、そうだけどぉ。
そう言って間抜けに頬をかく男。
「いいって言ってるでしょ!?どうせ殺るんだから!!」
腕を組みながら怒鳴る私を驚愕した表情で見つめ、やがて元の表情に戻る。
「んじゃ、遠慮なく」
淀川計からもれる官能的な声と苦痛な声。
快感と苦痛を同時に与えられることの恐ろしさを私はよく知っている。
その様子を指を加えて見ていた。
「ざまぁ」
セイちゃんを罵った罪は、重い。
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