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    ずるずるとセイちゃんの腕をひっぱりながら中に入っていく私。 「はなせって」 「やぁだっ」 少しいちゃつきながら前へ進む。 淀川に飽きた男たちは携帯でワンセグを見はじめていた。 「あー?つかなんだよ。まだ前みちゃだめ?」 「うんまだ後ろ見ててねえ」 私は男たちに淀川から離れるように指示する。男たちは重い腰を面倒くさそうにあげながら退散した。 「いいよ!セイちゃん。こっち見て」 「マジなに?」 セイちゃんはゆっくり振り返る。 「じゃーん!」 セイちゃんの目の前には、血の混じった精液をこびりつかせた膣を全快にして面白い格好をした淀川の姿が広がった。 「ぷ。笑えるよねえ。セイちゃんを罵った罰だよ。ねーセイちゃん!」 私はセイちゃんに家にあった包丁を差し出した。 「トドメは、セイちゃんが刺してね。…あー、これで目障り女が1人、いなくなるね。こいつ最低でさ、あたしを利用してセイちゃんと原田を仲良くさせようとしたんだよー?キモいよねえ」 「ふーん。そうなんだ。キモいな」 暗がりの中でこんな綺麗な顔に同意されて、私は胸がドキドキした。 「キモいでしょ!もう早く殺しちゃお!」 「そーだな」 包丁を受けとるセイちゃん。 「ねぇこの後エッチしよっか」 「そーだな」 包丁を見つめるセイちゃん。 「どうしたの?」 怖いのかな? さすがのセイちゃんも、人殺しははじめて? 「マリア」 「何?」 手伝ってほしいのかな? 「辛い」
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