迷子と森の妖精

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『それは置いといて。 それでさぁ~? 気になる事があるんだけど良いか?』 「モグモグ…ふぁ~なんですぅ~?」 『いゃ…ぅん…あれだ、誰だよ、お前。』 「ふぇえ~!?今更ですぅ~? 会話してて今更聞くんですぅ~!?」 そう言った少年は、改めて声の主を凝視する。 見た目は、人間の14~16歳くらいの女の子なのだが、体格が小さい。 小さいと言うか、背中に薄い羽を生やしており、妖精と言った方が適切である。 『今更だけどよ? 何で俺の飯食ってんの? ってか、どっから来たんだよ?』 少年の質問に妖精の少女は答える。 「えぇ~とぉ~好い匂いに誘われて来たですぅ~。」
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