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『匂いにねぇ~、ま~良いか、とりあえずお前、この森からウォールに行く道を知らねぇ~か?』
「むぅ~、わたしはお前じゃないですぅ~!!
ちゃんとした名前があるですぅ~
言って見てくださいですぅ~
レンファですぅ~。」
可愛いらしく頬を膨らまして、不機嫌をアピールするレンファに少年は謝った。
『わりぃ~わりぃ~、うんじゃ~レンファ?
ウォールまでの道を知ってか?』
レンファと名前を呼ばれ気分が良くなった妖精レンファは元気いっぱいに答える。
「いいですぅ~教えて差し上げますぅ~。
この場所からは遠いので案内してあげるですぅ~」
ウォールの街までは意外に遠く、レンファが言うには、案内がないと道に迷うらしい。
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