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妖精レンファと少年は、その日は野宿する事にした。
時間帯もそうだが、ウォールの街までは、早くて3日掛かる道のりで、魔獣なども沢山いるらしく、体力的にも休んだ方が安全らしい。
ある程度、焚き火に薪を入れて寝袋に入るが、刀を手に届く場所に起き、魔獣の奇襲に備え眠りに付いた。
「あぁ~ズルいですぅ~私も寝袋に入れるですぅ~!」
もぞもぞと少年の寝袋の中に侵入したレンファは、仰向けに寝てる少年の胸元にうつ伏せで眠りに入る。
すぅ~すぴ~と言う寝息がレンファから聴こえてくると、少年の眼が開き呟く。
『厄介な妖精に懐かれたぜ………
嫌な気分じゃねぇ~が…
だりぃ~ことが増えちまった。
ふぁ~うんじゃまぁ~おやすみ。』
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