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翌日、暖かい光が少年に容赦なく降り注ぎ、安らかな眠りを邪魔された少年は寝起きとは思えない声を上げた。
『ア゙ア゙ァ~!?
うざってえな!!
誰だ!?俺様の眠りを邪魔する野郎は!?』
「きゃあぁ!?」
いきなり起き上がって怒鳴った少年に驚いて起きたレンファは、小さな叫び声を上げて胸元から落ちた。
「うぅ~一体なんなんですぅ~?
魔獣でも出たんですぅ~!?」
魔獣が出たのかと勘違いしたレンファがあたふたと慌てふためいている。
『ぅん?違うぞ~あの太陽が俺の目を直接攻撃しやがったんだぜ。
せっかく寝てたのによ~。』
うーんと、手を上げ屈伸してレンファに告げる。
「うぅ~驚かさないでくださいですぅ~、魔獣が出たのかと思ったですぅ~。」
少年は『わりぃ~』とレンファに言うと、魔法で水を出して顔や手を洗い、朝食を作る。
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