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おやっさん、更に慌てふためく。
頭を掻きながら「いゃ~悪いな坊主」と訂正しながら、持ち込まれた材料を品定めする。
「おっし、コレだけの量に品質を計算すると、47万ルピで買い取らせて貰いたいんだが?どうだ?」
妥当な値段だと言うおやっさんに納得の笑みを浮かべ『文句ねぇ~よ』と言った。
お金を受け取り、材料屋を出ようと扉に手を掛けた時、おやっさんがゼクスを呼び止めた。
「おぅ坊主、コレだけの魔獣倒せるならギルドに登録、行って見たらどうだ?
依頼料に材料も買い取ってくれるぞ?
旅人見たいだし、登録するだけでも便利だと思うんだが、登録はしているのか?」
見た目と違って、優しいおやっさん。
ゼクスを心配しているのか、人が良いのかのどちらかにせよ、良い人に違いない。
『ぅん?ギルドかぁ~、面倒だったから登録はしてないな、手続きがだりぃ~し、別に材料屋があるから資金的な物には困らないしなぁ~。』
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