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部屋の中に入ると、アンリの後ろに水晶が二つ並んで置いており、一つは魔力量を測る水晶で、もう一つは属性を見る水晶である。
「ゼクス君、信じてない訳じゃないけど、カードを作るのに必要なの、だから私の前でやってくれないかしら?
それに、属性の方もね?」
アンリは魔力量だけではなく、属性も見ると言っている。
それは、先程の用紙に書いてあったゼクスの属性は異常だからだ。
普通なら1人1属性で、2属性や3属性もかなり低い確率だが居るのだが、ゼクスが書いた属性は……
炎、水、風、雷、地の基本属性五つである。
合成した属性も含めれば、7属性と言う事になる。
ゼクスは、まさに異常なのだ。
『別に良いけど、弁償はしねぇよ?
それで良いならやるけどさぁ~?』
弁償?と意味が解らないが頷いて肯定する。
そして魔力量を測る水晶に魔力を流す。
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