7月 七夕観察日誌

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将吾「あれが織り姫、こっちが彦星か」 時刻は19時30分を過ぎている。ああ寒い。一人で天体観測は辛いな。 今晩に限って涼しい夜の中、8割の藍さんの努力と2割のマスターの好意で開いた店の屋上で俺は一人で星と睨めっこをしていた。 藍「見たいテレビがあるの」 千絵「飲み物持ってくるね」 准「腹減った」 遥「…ごめんなさい」 だいたい5分間隔で一人ずつ消えていった。そしてこんなに虚しくなってから20分は経っただろう。暇だから携帯で七夕について調べたり、短冊に願い事を書いていた。
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