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…当然村長や村の重役達は凄く焦っていた。
今まで祠に入った者はおらず、どの様な災いが起こるのか全くわからないのだから………。
それから２.３日経過した頃、徐々に村や村人に異変が現れてきた……。
村人達が化け物に変わり始めたのだ……。
異形の者となった村民は人間の者を襲い、次々に仲間へと変えていった。
厄介なのは奴ら日中は人間と変わらず生活しているため、誰が異形の者と入れ替わったのかがわからないのだ……。
そして夜に本性を表し、人を襲う……。
一週間もするとほぼ全ての村民が異形の者となり、今度は村外の人間を村内に引き入れるようになった。
そう…村にただ一つだけある古ぼけた旅館、『旅籠』を利用して……。
……今宵もまた、新たな人間がこの『駕篭村』へとやってきた……。
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