第一章 前編
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結局家につくまで(アルとフィーネは話しかけてきたが)大して口を開かなかった。 「兄様?」 「ん?」 気付くと家の前で、アルはもう居なかった。 そしてどうやら家の前を通り過ぎようとしていたらしく、不思議そうな顔をしたフィーネに呼び止められた。 「大丈夫?」 「大丈夫だ」 それだけいって家に入った。
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