第六章 後編

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やみのまじょ それはこのファルディオ大陸に【幻の大陸】というお伽話と同じく子供も大人も皆知っている話 童話のような物語になっている むかしむかし、わるいまじょがいました わるいまじょはひとりのおとこをだまして、まもののおうさまにしてしまいました わるいまじょとまもののおうさまはまものをつかってひとびとをこわがらせていました わるいまじょとまもののおうさまにくるしめられたひとびとはかみさまにおいのりをしました どうかわたしたちをたすけてください するとひとりのめがみさまがひかりのなかからあらわれてこういいました わたしがあのわるいまじょをたおします だれかひとびとのなかからひとり、まもののおうさまをたおすゆうしゃをだしてください そしてひとびとのなかでいちばんゆうきのあったおとこがめがみさまとともに わるいまじょとまもののおうさまをたおしにいきました いろいろなくるしいことをのりこえためがみさまとゆうしゃはとうとう わるいまじょとまもののおうさまとたたかうことになりました めがみさまはひかりのちからをつかい、まじょをたおしました ゆうしゃもひかりのちからをつかい、まもののおうさまをたおしました まじょはなんと、めがみさまのともだちだった やみのめがみさまだったのです やみのめがみさまはひとのふりをしてわるいまじょ…やみのまじょにへんしんしていたのでした やみのまじょとまもののおうさまをたおした めがみさまとゆうしゃはこのせかいをへいわのひかりでつつみこみました めでたしめでたし
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