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戦は右を向いてそれが何なのかの確認をした。
戦(こ…これが…まさか…僕の武器!?)
戦の目には地面に斜めにつき刺さっている黒く長いモノがうつった。
戦「これ多分…剣…だよな…」
戦の武器は黒い刀だった。
しかしその形は普通の剣とはかけ離れていて、とてもおかしな所だらけな剣だった。
まず剣の大きさが半端なくデカイ。
戦の身長はだいたい160cmだが、その剣は彼がすっぽり隠れてしまうくらいの長さ(しかもマダ余裕はある)。
もっと凄いのは横幅が30cmくらいあり、厚さが3cmもある所。
この剣の特徴を簡単に言うと包丁を長く伸ばして大きくした様な感じだ。
刃の部分以外は、意外に普通の日本刀らしき形をしていて、色は全体的に真っ黒でところどころに無数の傷が刻まれている。
その傷は剣をえぐった様な傷でかなり痛々しい。
そして戦がもっとも気になったのが、刀の真ん中あたりに正三角形を描くように直径3cmはある丸い宝石の様なものが三つ埋め込まれていると言うことである。
その宝石はどれも色あせていて、灰色っぽかったが、戦には少し綺麗に見えた。
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