【第一部】DEATH GAME

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戦はこんなにも簡単に腕を斬れるなんて思ってなく、とても驚いていた。 しかし戦は驚きと共に疑問に思ったことがあった。 戦(あれ… 腕を切られても血が出てない… やっぱり人間じゃないのか?) 戦がそんな事を考えていると大男はゆっくりと起き上がった。 戦「……… まだやる気なのかよ?」 しかし大男は戦の問いを無視して勝手に喋り始めた。 大男「お前の力は人間にしては大したもんだ。」 戦(……… 喋れんのか… しかし今まで喋らなかった人が喋ると少し不気味だな…) 大男は続けた。 大男「だがお前はその剣の本当の力をだしきれていない。 お前がその力を引き出せないならこの先は生きていけんぞ。」 戦(え? 何言ってんだ? 僕を殺すためにやって来たはずなのに… この諭すような言い方… まさか… 僕を試しているのか!?)
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