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戦はこんなにも簡単に腕を斬れるなんて思ってなく、とても驚いていた。
しかし戦は驚きと共に疑問に思ったことがあった。
戦(あれ…
腕を切られても血が出てない…
やっぱり人間じゃないのか?)
戦がそんな事を考えていると大男はゆっくりと起き上がった。
戦「………
まだやる気なのかよ?」
しかし大男は戦の問いを無視して勝手に喋り始めた。
大男「お前の力は人間にしては大したもんだ。」
戦(………
喋れんのか…
しかし今まで喋らなかった人が喋ると少し不気味だな…)
大男は続けた。
大男「だがお前はその剣の本当の力をだしきれていない。
お前がその力を引き出せないならこの先は生きていけんぞ。」
戦(え?
何言ってんだ?
僕を殺すためにやって来たはずなのに…
この諭すような言い方…
まさか…
僕を試しているのか!?)
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