2545人が本棚に入れています
本棚に追加
大男の剣は特別目立つ剣ではなく普通の日本刀の様な形状だった。
戦「くっそ！
武器使えるのかよ！？」
大男「当然だ。
さっきは油断して右腕をもっていかれたが…
今度はそうはいかんぞ。
それにお前など左手だけで十分だ。」
すると大男はものすごい気迫と速さで近づいて来る。
そして戦に向かって剣を思いきり振り下ろしてきた。
戦「ぐッッッッッ…」
戦は《鬼神包丁》を上の方で横に構えて、ギリギリ受け止めたが、また吹き飛ばされてしまった。
戦（ちくしょう…
防ぎきれない…）
この時、戦はこの剣の最大の弱点に気付いた。
それは余りの大きさ故に扱いずらく小回りが聞かない事だ。
大男「どうした？
まだまだこんなものでは俺には到底及ばないぞ。」
大男の力は恐ろしいもので、しっかりと受け止めていても、一発一発が剣を伝って衝撃となりダメージを受けてしまう。
大男は剣を何度も色々な方向に振り回した。
戦「ぐわああああ…」
なんとか戦は大男の攻撃を全て受けきっているがすでに手の感覚はなくなってきていた。
最初のコメントを投稿しよう！