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戦「消えたって事はやっぱ人間じゃなかったのかな…?
あれはいったい…なんだったんだろう?」
ガク
戦は膝を落とした。
…と言うより自然と落ちた。
戦(あれ…体に力が入らない…
そっか…あれだけの攻撃をずっと受け止めたんだもんな。
知らない間に体にかなり負担がかかってたんだ。)
戦は膝立ちも辛くなってきたので、そのままうつ伏せになって倒れた。
戦は肉体的にも精神的にも疲れが頂点に達していてすでに動けなくなっていた。
そのとき……
プルルルルル
戦の電話の着信メロディーが鳴り出した。
プルルルルル
静かな更衣室に無情にも着信音が鳴り響く。
プルルルルル
プルルルルル
プチッ
しばらくして音は止まる。
しかし……
?「おーいっ。
ちゃんと電話にはでてよ~!
まあ…疲れてるからしょうがないかなっ♪」
なんと携帯からまるで五歳児の様な口調で誰かがこちらに話しかけてくるではないか。
ちなみに戦は携帯に一切触れていない。
声の持ち主は恐らく男だろう。
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