第一章

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(あ~っ、もぅ💢止め、止め❗。昔の事をほじくり返しても胸クソ悪くなるだけよ❗。) と、多少苛ついた手付きで部屋の扉を閉めるとサッサと自分の寝室へと向かった。 (・・・早く寝よ。) 疲れた体で布団へ潜り込もうとした瞬間ゾワッと鳥肌が立ち・・・後頭部の上の辺りから、強い視線を感じる。 その久しぶりの感覚に私の頭部が鳥肌立ってザワザワと髪の毛が逆立つ。 (ヒイィィ〰この感じ・・・何度経験しても気持ち悪いわぁ~💧。しかも、この体にまとわりつくような視線と嫌な感じが怖すぎるぅぅ~。 もう〰何?一体私に何がしたいの~(泣)。) こうして精神的に追い詰められた私は、果敢にも思いきって後ろを振り返ってみた。 すると・・そこには、ぼんやりと暗い部屋にカーテンが見えるだけ。 そう、いつもの私の部屋・・・だけど振り返る瞬間、視線の隅に何かを捉え体がビクッと硬直する。
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