回想1

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あまりにも不自然である。 が、とりあえずお巡りさんに 預けるべきだろう。 そう思い、声をかけた。 「どうしたの? この辺では見かけない顔だけど… 迷子になっちゃったのかな?」 とびっきりの笑顔で。 ちゃんと目線も合わせて。 すると、その子は私を見て とびっきりの笑顔を 返してくれた。 子供!可愛すぎーーっ!! 「お姉ちゃんと一緒にお巡りさんのとこまで行こうか?ねっ??」 「…ミヘイユ、いゃ」 上目遣いで少女が拒否をした。 可愛いから許す。 ミヘイユちゃん?はきっと 誰かを待っているんだろう。 だが… 普通、こんなに小さな子を 一人にするか? そんな疑問が頭をよぎった。
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