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足を組み、少女と向き合って座る。
そろそろ本題へと移ることにしよう。
「で?次は私が質問する番だよね」
「反省が感じられないけれど…なに?」
「ミヘイユちゃんを探す理由、教えてくれない?」
ユヘイミと血を分けたミヘイユ。
ややこしい横文字の名前。
遅い時間に訪ねてきて、
ぶつかったり泣いたり怒ったりしたユヘイミ。
あぁ、もう他人のフリはできないかもな…
これから どんどん振り回されそうだ。
そう思うと、憂鬱にも なりはしたが、
少しだけ楽しくもなった。
つい頬の筋肉が緩む。
ここにきて 再び
頬に痛みが走った。
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