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「ミヘイユは無知なのよ。幸せ しか知らない おバカさん なのよ。そして、人を おバカさんにする天才なの。だから探してるの」
「?」
人をバカにする天才??
そんな人がいるんだ。
ていうか、あんなに小さな子が無知 なのは仕方ないんじゃないかな?
ユヘイミの言い方は、少しキツイ気がする。
「ミヘイユはバカでさ、私が二人でひっそり生活していこうとしたら“幸せ、皆に教えなきゃ”っていうのよ!あのお人よし!!そのうち犯罪にでも巻き込まれちゃうよ!」
いや、ミヘイユを心配してたのか?
悪い子じゃないみたい、多分。
ユヘイミは目に涙を流し、
私を睨みつける。
何だか今日は睨まれてばかりだ。
「今、私を襲いたいって思ったでしょう!」
「へっ!?」
思ってない、思ってないです……
心を読まれるのも びっくり するけど、思ってもないようなことを言われるのはもっと びっくりする。
てか幼女が“襲う”とか言っちゃダメでしょ!!
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