はじまり

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―――キィン 「……くっ」 刀が握っていたはずの手から離れ、畳に深く突き刺さる。 「終りだ。宮部」 「ふっ…はははははは!!わしを殺したところで何も変わらん!! …貴様らが過ちに気づくときにはもう遅い。その終焉、一足先に上から見ててやろう」 ――――ザシュ 「あぁ、そうしてくれ」 宮部の体を刀が貫いた。 「ふ…いい…目じゃ。流石……じゃ…の…っ… 新…撰ぐ…み……二ばっ…ん隊組ちょ… 永くっ…ら新ぱ……」 宮部はそれ以後ぴくりとも動かなかった。
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