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自分らは近くのデパ地下に急いで向かった。 放課後の帰りによったので学生が多くいる。 辺りは人がごみごみしていてる場所はあまり好きではないが、デートという事でデパ地下を嫌だけど、女子とデートだから仕方なくここを選んだ。 「賢一!クレープ屋さんまだぁ?」 疲れたような顔でそう言った。 彼女は夕日の光を帯びてきらきらと輝いて見える。 「すぐそこにあるから」 やっとクレープ屋を発見した。 黄色い屋台の近くの看板にクレープの種類が40近く載っていた。 「じゃー私はチョコクレープで!」 店一番人気のチョコクレープを指差した。 「じゃあ 俺はにんにくクレープで」 それは一番人気がない変わり者が食べるような食べ物だった。 「にんにくクレープっておいしくなさそー」 にこにこと笑い話している。 そんな彼女はしゃべっているだけで楽しそうな顔をしている。 「はい。チョコとにんにくね」 店員さんは彼女には笑っていたが自分にはちょっと引いたような目をしていた。 その後自分らはベンチに座って食べることにした。 「うわ!チョコクレープめっちゃおいしいよ!」 目をキラキラさせて幸せをアピールしているような感じだった。 彼女はチョコを口にほんのりつけている。 そんな彼女は小学校せいみたいな感じだった。 「ねぇにんにくクレープ食べさせてぇ~」 彼女はにんにくクレープをじっと見ている。 「無理」 にんにくクレープは後半分くらいまで減っていた。 「なんでー」 彼女はチョコを口につけたまま騒ぎ始めた。 、
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