旅立ち

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僕の夢の世界。銀世界のたった一本の大きな木の側で、僕は彼女に告白した。彼女は嬉しそうに「有り難う」と言った。 それから僕は彼女と一緒に雪遊びをした。雪ダルマに雪合戦、鎌倉も。そして彼女は満面な笑みで笑った。それにつられて僕も笑った。 「ねぇ、私の世界に来ない?」 「君の?」 「うん。」 「是非、行きたい。」 「じゃ、あそこの門まで競争よ!」 門と言われ、驚いた。前までは、あの門が無かったから。無かったんじゃない。ある物を無い事にしていた。僕はそう思ってる。虐められてる時にそう決めつけた。 「何してるのよ。先に行くよ~」 「あっ、待ってよ!!」 夢の世界。夢の世界が現実かどうか、僕には分からない。けど、僕は約束する。彼女と僕の物語はこれからも続く事を。
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