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僕は学校で虐めに合って、屋上から飛び降りた。酷く頭を打ったみたいで、頭が痛かった。でも、飛び降りたのに何故か生きている。
そんな事より、此処は何処だろう。見渡す限り白く、雪が積もっていた。一面の銀世界。その一面の中に一本の大きな木が立っていた。僕はその大きな木の側まで歩いた。だんだん近づき、目の前まで来た。
「…大きいなぁ」
良く見ると、その木は数本立っている木よりもずっと、大きかった。
「登って…見ようかな…」
僕は昔から大人しく、皆みたいに外で遊ぶ子ではなかった。その為か、虐めの対象にもなっていた。その虐めで、学校が嫌になった。
だけど、この銀世界では何でも出来るような気がした。この木を登るのも。
「よし!」
登る事に決意をして、登ってみた。
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