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「俺が求めていた男子校はこんなんじゃねぇ!」
もっとこう…熱い友情を育むような…。
松○修造みたいな、もっと熱くなれよぉおお!みたいな感じで・・・
考えれば考えるほど英治の目からは大量の荒波が押し寄せた。
「成績に関しては大変向上している。このまま頑張ってくれ。以上で生徒会からの話しを終わる」
最後にデカイ態度をとった生徒が一言放つと、生徒会は壇上から降りていった。
しれっとしている生徒会や2、3年生、校長を除いた教員にうってかわって、状況を何一つ把握できない新入生はただ騒ぐことしかできない。
「秋人・・・俺は旅に出るよ・・・探さないでくれよな」
「と、と、とりあえず落ち着こう!英治!まだ高校生活終わった訳じゃないし…」
「・・・」
「・・・」
英治と秋人の間に少しの沈黙が流れた後、英治の目からは大量の涙が溢れだした。
「終わったも同然だろぉがよぉぉぉおおおおおおおおおっっっ!!!!!」
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