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「と、と言うわけで!あなたは明日からめでたくあたしんとこの高校生になります!!従って、明日の用意兼!!部屋の改良、してきたら?け、決して話を逸らしたんじゃないわよ?勘違いしないでよねっ!さぁ行った行った!!」
…話も生半可に終わり、自室に向かうことにした。
二階自室-
自室の扉を開けると、話の通りもう部屋の片付けがし終わっていた。
机(何故か本棚に教科書)もあり、ベットも部屋の隅でメイキングし終わっていた。
大して前の部屋と変わらない、落ち着いた部屋だった。改良の措置は必要ない。
…?突然眠気が襲った…。
長時間電車に揺られていたためか、疲労が今出たのだろう。
…起きたら学校の用意をしよう。
クローゼットを開けると前の家で着ていた服(ついでに見覚えがない制服)があった。
早々にパジャマに着替え、寝ることにした。
ベットに横たわると、眠気が頂点に達したのか、布団も被らずに寝てしまった…
………
……
…
…?背中に生暖かく柔らかい物が引っ付く感触がある。
→・抱きつく
・放っておく
「ん…。」
春先で冷えていたので、暖かいものに縋りたかったのだろう、無意識に寝返りをうち、それに抱き付いた。
「ひぅっ!?ひ、ひなちゃん…だ、大胆だよぉ…。でも、何だろう…今すっごく幸せ。」
…何か喋った気がしたが…更に暖かくなり眠気が増し、再び意識が遠のいた…
……
…
チュンチュン…
「…。」
雀の鳴き声を聞き、朝が来たと確信出来た。
そういえば、学校の用意をしていなかった。早くしなければ…
そう思い、立ち上がろうとした。
ガシッ
…が、何かにしがみつかれている…。
とっさにしがみつかれている方向を見ると…
「んゆぅ~、ひなちゃ~ん…捕まえれ~…へへっ。」
…幸恵理事長兼校長がいた。
・起きて下さい、理事長。
・キス…しないよ?
・何してる?
・みなグモーニーンっ!!
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